色香（読み）イロカ

デジタル大辞泉

いろ‐か【色香】

１ 色と香り。
２ 女のあでやかな顔と姿。女の色気。「色香に惑う」
[類語]色気・色っぽい・あだっぽい・艶っぽい・あでやか・なまめかしい・濃艶・妖艶・あで姿・セクシー・チャーミング・官能的・肉感的・扇情的・性的・卑猥ひわい・淫猥いんわい・猥褻わいせつ・いやらしい・淫靡いんび・淫乱・みだら・みだりがわしい・いかがわしい・エッチ・コケットリー・コケティッシュ・エロ・エロチック・セクシュアル・不身持ち・不品行・ふしだら・不行状・不行跡・淫蕩・好き者しゃ・好き者もの・色好み・色情狂・色気違い・自堕落・エロい・好色・多淫・放蕩・遊蕩・邪淫・荒淫・姦淫かんいん・淫奔いんぽん・漁色・酒色・すけこまし・ジゴロ・尻軽・きわどい・淫婦・女たらし・女狂い

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

いろ‐か【色香】

〘名〙

① 色と香。

※古今（905‐914）春上・三七「よそにのみあはれとぞみし梅花あかぬ色かは折りてなりけり〈素性〉」

② 女性の美しくあでやかな容色。また、色っぽい趣。

※光悦本謡曲・仏原（1452頃）「はじめは妓王を召し置かれて、遊舞(ゆふぶ)の寵愛はなはだしくて、色香をかざる玉衣(たまぎぬ)の」

③ 精神の気高い香気。

※俳諧・三冊子（1702）赤双紙「師の心をわりなく探れば、其色香わが心の匂ひとなりてうつる也」

④ ものごとの様子や気配。また、態度や顔色。

※浄瑠璃・五十年忌歌念仏（1707）中「気に染まぬ、心の内の(もじ)の蚊屋、いろかを外にもらさじと」

出典　精選版 日本国語大辞典