色素蛋白質(読み)しきそたんぱくしつ(英語表記)chromoprotein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「色素蛋白質」の意味・わかりやすい解説

色素蛋白質
しきそたんぱくしつ
chromoprotein

複合蛋白質一種で,特定の色素と結合している蛋白質総称。動植物中の細胞,体液中に存在する。色素部分の性質によってヘム蛋白質,クロロフィル蛋白質,フラビン蛋白質,カロテノイド蛋白質,フィコ色素蛋白質,銅蛋白質などがある。

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精選版 日本国語大辞典 「色素蛋白質」の意味・読み・例文・類語

しきそ‐たんぱくしつ【色素蛋白質】

〘名〙 色素と蛋白質とが結合したもので、高等動物の血液に含まれるヘモグロビン、下等動物のヘモシアニンなどで、酸素運搬などに関与する。

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デジタル大辞泉 「色素蛋白質」の意味・読み・例文・類語

しきそ‐たんぱくしつ【色素×蛋白質】

色素とたんぱく質とからなる複合たんぱく質ヘモグロビンチトクロムなど。

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