色添う(読み)いろそう

精選版 日本国語大辞典 「色添う」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 添(そ)

① 色がひときわ濃くなる。
※春のみやまぢ(1280)一月二九日「松のみどりも、いま一しほの色そふけしきみえて、いとおもしろし」
物事の味わいや度合が深くなる。
玉葉(1312)雑四・二三四四・詞書「物申しける女のもとより、前右近中将維盛はかなくなりにける事を聞き伝へて、哀れもいとど色そふさまに言ひおこせて侍りける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android