色気より食い気(読み)イロケヨリクイケ

デジタル大辞泉 「色気より食い気」の意味・読み・例文・類語

色気いろけより

色欲よりも食欲のほうが先であること。転じて、見えを捨てて実利をとること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「色気より食い気」の意味・読み・例文・類語

いろけ【色気】 より 食(く)い気(け)

色欲より食欲の方が先であるの意。転じて、見栄より実利を取ることのたとえ。
※歌舞伎・助六廓夜桜(1779)「おいらは色気より食気(くひけ)、どうやら口ざみしくなったぢゃアねえか」

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ことわざを知る辞典 「色気より食い気」の解説

色気より食い気

異性に対する関心よりも、食べることへの関心が先である。転じて、見栄より実利を取ることのたとえ。

[使用例] 色気より食い気ざかりで是非もないことです[中里介山大菩薩峠|1913~41]

[類句] 花より団子

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