色形(読み)いろかたち

精選版 日本国語大辞典 「色形」の意味・読み・例文・類語

いろ‐かたち【色形】

〘名〙
顔色。顔の血色
※続日本紀‐神護景雲三年(769)九月二五日・宣命(蓬左文庫本)「面の色形、口に云ふ言」
※浜松中納言(11C中)一「すずろにふししづみなやみて、色かたちもかはりゆくを」
容貌容色
水鏡(12C後)上「いろかたちなん世に又ならぶたぐひ侍らず」

しき‐ぎょう ‥ギャウ【色形】

〘名〙 仏語色彩形態。いろとかたち。
※貞享版沙石集(1283)九「性といふは、色形見えねども、その体性天然として改まらずして、内にあるを云ふなり」 〔八十華厳経‐一三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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