色を付ける(読み)いろをつける

精選版 日本国語大辞典 「色を付ける」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 を 付(つ)ける

物事の扱いで相手温情を示す。祝儀を出す、値を引く、景品を付けるなどにいう。
東寺百合文書‐り・大永七年(1527)六月二七日・三条西公条書状「両方色をつけ、又堪忍の心中無候者、難成立候」
春泥(1928)〈久保田万太郎〉むほん「どのみち何とか色は付けてくれるんだらうから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「色を付ける」の意味・読み・例文・類語

いろ・ける

物事の扱いに情を加える。値引きしたり、割り増ししたりする。「謝礼に―・ける」
[類語]負ける値引きするおまけする勉強する奉仕するサービスする泣く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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