普及版 字通 「色(漢字)」の読み・字形・画数・意味
色
常用漢字 6画
[字訓] いろ
[説文解字]
[字形] 会意
人+(せつ)。人の後ろから抱いて相交わる形。〔説文〕九上に「顏气なり。人に從ひ、卩(せつ)に從ふ」とし、人の儀節(卩)が自然に顔色にあらわれる意とするが、男女のことをいう字。尼も字形が近く、親昵の状を示す。特に感情の高揚する意に用い、〔左伝、昭十九年〕「市に色す」は怒る意。「色斯(しよくし)」とはおどろくことをいう。
[訓義]
1. いろ、かおいろ、かおにあらわれる、けしきばむ。
2. いろどり、つや、つややか、おもむき、うつくしい。
3. おだやか、なごむ。
4. しな、たぐい。
5. 男女の情、なさけ。
[古辞書の訓]
〔立〕色 イロ・カタチ・サマハ 〔字鏡集〕色 イロ・イロノカタチ
[部首]
〔説文〕になど二字、〔玉〕に艷(艶)などを加えて十二字を属する。艷はの俗字である。
[熟語]
色調▶・色魔▶・色夷▶・色楽▶・色鬼▶・色候▶・色好▶・色荒▶・色斯▶・色色▶・色診▶・色寝▶・色人▶・色然▶・色沢▶・色胆▶・色聴▶・色▶・色頭▶・色難▶・色認▶・色物▶・色目▶・色容▶・色様▶・色養▶・色欲▶・色慾▶・色理▶・色類▶・色▶
[下接語]
異色・雲色・慍色・悦色・怨色・遠色・寒色・間色・顔色・気色・飢色・喜色・色・脚色・漁色・驕色・景色・血色・月色・原色・古色・五色・好色・江色・国色・才色・彩色・菜色・山色・慙色・姿色・辞色・失色・酒色・秀色・秋色・愁色・出色・春色・潤色・女色・神色・水色・翠色・正色・生色・声色・盛色・設色・絶色・染色・色・色・褪色・黛色・着色・天色・特色・難色・配色・敗色・美色・風色・服色・物色・変色・暮色・墨色・本色・暝色・面色・夜色・野色・愉色・幽色・憂色・容色・柳色・令色・麗色
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報