良円(3)(読み)りょうえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良円(3)」の解説

良円(3) りょうえん

1178-1220 鎌倉時代の僧。
治承(じしょう)2年生まれ。九条兼実(かねざね)の子。法相(ほっそう)宗。信円につき奈良興福寺一乗院の門跡(もんぜき)をつぐ。2度興福寺別当となる。承久(じょうきゅう)元年僧正となり,最勝講の読経番をつとめた。「万代和歌集」に1首のる。承久2年1月14日死去。43歳。
格言など】花盛とひくる人のしるへしてあるしかほなる春の山風(「万代和歌集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android