船軍（読み）ふないくさ

精選版 日本国語大辞典

ふな‐いくさ【船軍】

〘名〙

① 兵船で編成した軍隊。また、その軍兵。水軍。

※書紀（720）神武即位前（北野本訓）「天皇、親(みつか)ら諸の皇子(みこたち)舟師(フナイクサ)を帥(ひき)ゐて」

② 船を用いて水上で戦うこと。水軍。

※平家（１３Ｃ前）一一「能登守教経、ふないくさはやうある物ぞ、とて鎧直垂は著給はず」

せん‐ぐん【船軍】

〘名〙 兵船の軍兵。水軍。また、水上での船による戦闘。

※和蘭字彙（1855‐58）「zeevogd, admiraal. 船軍ノ大将」 〔越絶書‐外伝・記地伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ふな‐いくさ【船^▽軍】

１ 船を用いて海上で戦うこと。海戦。
２ 兵船で編制した軍隊。水軍。
「―を率ゐて高麗を撃つ」〈雄略紀〉

出典　小学館

普及版 字通

【船軍】せんぐん

海軍。

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出典　平凡社「普及版 字通」