船禅頂(読み)ふなぜんじょう

世界大百科事典(旧版)内の船禅頂の言及

【中禅寺湖】より

…現在のいろは坂上り口から上は女人の登山を禁止し,〈峰禅頂〉の僧が湖の東岸歌ヶ浜などを拠点として修行した。さらに近世には一般の人が参加する〈行人〉による〈男体禅頂〉〈船禅頂〉も講の形で行われた。船禅頂は,浜禅頂または補陀落(ふだらく)禅頂ともいわれ,湖上に船をこぎ出し,歌ヶ浜,上野島,千手ヶ浜などの諸堂,霊所を順拝する修行である。…

※「船禅頂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」