精選版 日本国語大辞典 「船枻」の意味・読み・例文・類語
せ‐がい【船枻】
〘名〙
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「源宰相など御かたがたのせがいにゐて、かたがたに物きこえなどし給ふを、源宰相うらやみて」
※平家(13C前)一一「みな紅の扇の日いだしたるを、舟のせがいにはさみたてて」
② (口を狭めた形が似ているところから) 香炉や盆で、①の形をした縁(へり)の部分。また、そのような縁を持つ香炉や盆。〔文明本節用集(室町中)〕
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