船形(読み)ふながた

精選版 日本国語大辞典 「船形」の意味・読み・例文・類語

ふな‐がた【船形】

〘名〙
① 船の形式。船型(せんけい)
※臼井家文書‐御目付松平式部少輔殿御備場向御見分一件帳(1846)「船大工御糺して船形并間数仕様凡之御入用高為御差出有之候様存候」
② 船の模型。また、船の形をしたもの。
北夷談(1822頃)一「此崎を替せし時、舟方一同信心致し、船形を拵、帆形并船印を紙にて造り」
③ 八月一六日(古くは七月一六日)京都の山々で行なわれる送り火の一つ。北区西賀茂正伝寺の裏の船山に点ぜられるもので、船の形をしている。精霊送りの舟をあらわしたものか。《季・秋》
雍州府志(1684)一「北山点妙字法字或有舩形

ふね‐なり【船形】

〘名〙 船の形。また、船のような形。せんけい。ふななり。
※俳諧・桜川(1674)秋一「舟なりにいでや此夜にうみの月〈爪尖〉」

ふな‐なり【船形】

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デジタル大辞泉 「船形」の意味・読み・例文・類語

ふな‐がた【船形/舟形】

船の形。また、船の形を模したもの。「―の花器

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「船形」の意味・わかりやすい解説

船形
ふなかた

千葉県南部,館山市北部の地区。旧町名。 1939年館山北条,那古 (なご) の2町と合体して館山市となる。館山湾にのぞむ漁港がある。特にカツオ漁業の拠点で,水産加工業が発達している。

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