舟形光背(読み)フナガタコウハイ

デジタル大辞泉 「舟形光背」の意味・読み・例文・類語

ふながた‐こうはい〔‐クワウハイ〕【舟形光背】

仏像光背で、船首を上にして舟を縦に立てた形に似るもの。舟後光ふなごこう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の舟形光背の言及

【光背】より

…後光,御光ともいい,仏菩薩の放つ光明を象徴するもので,仏教彫刻や仏教絵画においては必ずこれが表現されるのはインド以来の伝統である。仏の光明は色光と心光とに分けられる。色光とは仏身より外に向かって発せられる光,つまり身光である。心光とは仏にそなわる智徳円満の光,すなわち智恵光である。仏は内に智徳が充満することによって,おのずから外に光輝があらわれると考えられた。仏像仏画に表現されるのは色身相としての光明である。…

※「舟形光背」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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