至重(読み)シチョウ

デジタル大辞泉 「至重」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう【至重】

[名・形動]この上もなく大切であること。きわめて重大であること。また、そのさま。
「日本将来の文明をいかにすべきかは至難にして―なる問題である」〈阿部次郎三太郎の日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「至重」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう【至重】

〘名〙 (形動)
① この上もなく大切なこと。きわめて尊いこと。また、そのさま。
万葉(8C後)五・沈痾自哀文「故知生之極貴、命之至重。欲言々窮」
学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉五「真にこれを文明の精神と云ふ可き至大至重のものなり」 〔荘子盗跖
責任や罪がこの上もなく重いこと。また、そのさま。
教育学(1882)〈伊沢修二〉三「故に人世至重の罰は、人の生命奪ふに在り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android