自由民主党[ドイツ](読み)じゆうみんしゅとう[ドイツ](英語表記)Freie Demokratische Partei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自由民主党[ドイツ]」の意味・わかりやすい解説

自由民主党[ドイツ]
じゆうみんしゅとう[ドイツ]
Freie Demokratische Partei

略称 FDP。ドイツの政党。 1848年ドイツ革命の際,フランクフルト国民集会で結成された自由党の後継政党。自由主義的保守主義を基調とし,資本家,地主階級を代表,1949年再建。 49年の第1次アデナウアー政権以来 66年までキリスト教民主同盟 CDUと保守連合政権を組んでいたが,同年 10月,増税を組込んだ予算案に反発し政権を離脱。そのため CDUはドイツ社会民主党 SPDとの大連立政権を発足させたが,69年9月の総選挙で第2党となった SPDと連立を組んだことで政権に復帰した。しかし,82年には SPDとの連立を解消し,再び CDUと連立を組みコール政権を支えた。 90年の東西ドイツ統一後も連立政権に加わり,ドイツ政党政治の「かなめの党」としての重要な役割を果してきたが,98年の総選挙では議席数を漸減させ,下野した。

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