自然季節(読み)しぜんきせつ

世界大百科事典(旧版)内の自然季節の言及

【季節】より

…北半球では慣習的に3,4,5月を春,6,7,8月を夏,9,10,11月を秋,12,1,2月を冬とするが,これは便宜的なもので,それらの境は気候の上からみて意味のあるものではない。
[自然季節]
 1年の天候推移の特徴に基づいて区分されたものは自然季節と呼ばれ,上記の天文学的な季節とは異なり,真に気候学的な季節である。例えば日本では,北西季節風の卓越する冬(11月末~2月下旬),低気圧通過による周期的天候変化を特徴とする春(2月下旬~6月上旬),梅雨前線の停滞によりひき起こされる梅雨季(6月上旬~7月中旬),高温な晴天の続く盛夏(7月中旬~8月末),秋雨前線と台風による雨が多い秋霖季(8月末~10月中旬),春と同様周期的天候変化のみられる晩秋(10月中旬~11月末)の六つの自然季節が基本である。…

※「自然季節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android