自堕落(読み)ジダラク

デジタル大辞泉 「自堕落」の意味・読み・例文・類語

じ‐だらく【自堕落】

[名・形動]
人の行いや態度などにしまりがなく、だらしないこと。また、そのさま。ふしだら。「自堕落生活
雑然としていること。また、そのさま。
「食物の商売は、ちひさき内の―なるがよしといへり」〈浮・永代蔵・六〉
[類語]堕落腐敗退廃堕する退廃的デカダンデカダンス虚無的不健全不健康放逸刹那的病的悲観的自嘲自暴自棄自己嫌悪ペシミスチックペシミズムペシミスト否定的消極的後ろ向きマイナス思考ネガティブ厭世的厭世観厭世主義絶望的享楽的快楽主義刹那主義便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろちんたら無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだらずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自堕落」の意味・読み・例文・類語

じ‐だらく【自堕落】

〘名〙 (形動)
① 志が堅固でなく、身持ちに締まりのないこと。きちんとしていないこと。だらしないさま。しどけないさま。ふしだら。じだら。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・紅梅千句(1655)七「自堕落(ジダラク)坊主の身持つらにくや〈政信〉 愛敬のある尼公にこやか〈安静〉」
② 雑然としていること。また、そのさま。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三七「自堕落(ジタラク)な烟の末の莨菪盆 はし局をばやす寺といふ」

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