自刻像(読み)じこくぞう

世界大百科事典(旧版)内の自刻像の言及

【自画像】より

…彫刻または絵画(素描,版画も含む)による美術家の自己表現で,肖像芸術の特異かつ重要な一部門をなす。美術家にとって自身の容姿はもっとも身近な描写対象であるため,自画像または自刻像は美術とともにつねに存在するとも言える。西洋の文献では,たとえば大プリニウスの《博物誌》に前6世紀の彫刻家の自刻像に関する記載があり,また中世にもそれに類する逸話や作品が伝存するが,モデルを特定できる作例は14世紀末ころ以降となる。…

※「自刻像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android