自任(読み)じにん

精選版 日本国語大辞典 「自任」の意味・読み・例文・類語

じ‐にん【自任】

〘名〙
自分任務として、ある事柄を引き受けること。自分の仕事として、それに当たること。〔孟子‐尽心・下〕
② 自分の行為能力などが、それにふさわしいと思いこむこと。自負
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一「君はもと学者を以て自任(ジニン)すべきお方でないて」 〔新唐書‐穆寧伝〕

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デジタル大辞泉 「自任」の意味・読み・例文・類語

じ‐にん【自任】

[名](スル)
自分で、そのことを自分の任務だと考えること。「御意見番をもって自任する」
自分の能力などが、それにふさわしいと思うこと。自負。「天才詩人だと自任する」
[類語]自負矜持自慢誇るうぬぼれるおのぼれる思い上がる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る驕る威張る威張り散らす付け上がる高ぶる反り返る振り回す鼻にかける増長慢心自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう倨傲きょごう自負心自賛自嘆自得天狗うぬぼれプライド高慢自尊自尊心気位きぐらい得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

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普及版 字通 「自任」の読み・字形・画数・意味

【自任】じにん

自己の務めとする。晋・陸機〔魏の武帝を弔ふ文〕傷ましい哉(かな)、曩(さき)には天下を以て自ら任じ、今は愛子を以て人に託す。

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