自と(読み)おのずと

精選版 日本国語大辞典 「自と」の意味・読み・例文・類語

おの‐ず‐と ‥づ‥【自と】

〘副〙 =おのずから(自━)(一)①
※虎明本狂言・居杭(室町末‐近世初)「いつもあたまをはらせらるる所で、おのづとゑまいらぬ」

ころ‐と【自と】

〘副〙 おのずから。それ自身で。
※聖語蔵本成実論天長五年点(828)一三「黒白の牛の自(コロト)相ひ繋せず、倶に縄を以て繋するが如くを」

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