臥返(読み)ふしかえる

精選版 日本国語大辞典 「臥返」の意味・読み・例文・類語

ふし‐かえ・る ‥かへる【臥返】

〘自ラ四〙
① 寝ながらからだの向きを変える。寝がえりをうつ。
※実方集(998頃)「つのくにのたれとふしやのふしかへりそのはらさへはたかくなりしぞ」
草木の穂や葉などが、風や水の流れをうけて、横になびく。
能宣集(984‐991)「しめゆはでみだるるはぎのふしかへりみれどもあかぬはなのいろかな」

ふし‐かえり ‥かへり【臥返】

〘名〙 寝ながらからだの向きを変えること。寝がえりをうつこと。
※後撰(951‐953頃)恋四・八五七「ほの見てもめなれにけりと聞くからにふしかへりこそしなまほしけれ〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android