臈闌・臈長(読み)ろうたける

精選版 日本国語大辞典 「臈闌・臈長」の意味・読み・例文・類語

ろう‐た・ける ラフ‥【臈闌・臈長】

〘自カ下一〙 らふた・く 〘自カ下二〙 (僧侶が受戒後、安居(あんご)年数を多く積み重ねる意)
年功を積む。長年経験を積んで物事に巧みになる。また、年を積み重ねる。
※雑俳・柳多留‐一三(1778)「ろうたけて来ておいらんのくらう也」
② 年功を積んだ者が持つような洗練された美しさがある。気品が身につく。上品で透きとおるような美しさがある。
太平記(14C後)一八「撥を揚てさしのぞきたる顔つき、いみじく臈闌(ラフタケ)て」

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