精選版 日本国語大辞典 「臆病」の意味・読み・例文・類語
おく‐びょう ‥ビャウ【臆病】
〘名〙 (形動)
① ちょっとしたことにでも恐れおののくこと。気の小さいこと。また、そのようなさま。あるいは、そのような人。小心。
※今昔(1120頃か)二八「者は極(いみじ)き臆病の者よ。我が出たりつるを見て、持たりつる大刀(たち)をも落しつ許こそ篩(ふる)ひつれ」
※大鏡(12C前)二「我をくびるとよむ也けりとおぼしけり。臆病にやがてたえいり給へば」
[補注]文明本節用集に「臆病 未練之義」とある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報