デジタル大辞泉
「膾炙」の意味・読み・例文・類語
かい‐しゃ〔クワイ‐〕【×膾×炙】
[名](スル)《「膾」はなます、「炙」はあぶり肉の意で、いずれも味がよく、多くの人の口に喜ばれるところから》世の人々の評判になって知れ渡ること。「人口に膾炙する」
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かい‐しゃ クヮイ‥【膾炙】
〘名〙
② (━する) (なますやあぶりものは、人がいつまでも賞味するところから)
物事が多くの人びとに言いはやされて、広く知れわたること。多く「人口に膾炙する」の形で用いられる。
※鈍鉄集(1331頃)早梅軸「是老逋早梅詩也。調高韻嶮。膾二炙詩人口一矣」
※近世紀聞(1875‐81)〈
染崎延房〉二「此喜遊の伝は其頃巷陌
(ちまた)に鱠炙
(クヮイシャ)して今尚
口碑に残りたり」 〔林嵩‐周朴詩集序〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「膾炙」の読み・字形・画数・意味
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