普及版 字通 「腱(漢字)」の読み・字形・画数・意味
腱
13画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(建)(けん)。〔説文〕に字を筋部四下に属してに作り、「筋の本(もと)なり。筋の省に從ひ、(ゑん)の省聲」(段注本)とするが、声に従う字ではない。はおそらく筋頭の意、腱はその形声の字であろう。筋肉が骨に連なる最も強健な部分をいう。筋の竹の部分が、腱の部分の象形である。
[訓義]
1. すじのつけね、すじのもと、筋肉が骨に連なるところ。
2. すじのつけねの肉。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕腱 スヂノハギ・スヂノモト
[語系]
腱kian、筋kinは声義近く、腱は筋の一部で、その筋頭の部分。同系の語である。
[下接語]
肌腱
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報