普及版 字通 「腫(漢字)」の読み・字形・画数・意味
腫
常用漢字 13画
[字訓] はれもの・はれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は重(じゅう)。重はふくらんだ(ふくろ)の形で、の中にもののある意。これをはれものの類に及ぼして腫という。〔説文〕四下に「癰(はれもの)なり」とみえる。癰は雍、おしふさぐものの意がある。〔周礼、天官〕に瘍医の職があり、癰腫(ようしよう)の治療に当たった。
[訓義]
1. はれもの、できもの。
2. はれる、むくむ。
3. ふくれる。
4. 頭の疾。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕腫 ハル・カサ 〔字鏡集〕腫 カサ・ハル・ハレモノ
[語系]
腫tjiong、zjiongは声義近く、(しよう)は足のはれふくれる病。脚気の類であろう。
[熟語]
腫▶・腫膝▶・腫足▶・腫脹▶・腫痛▶・腫物▶・腫瘍▶・腫瘤▶
[下接語]
患腫・癌腫・気腫・黄腫・疾腫・傷腫・水腫・赤腫・瘡腫・足腫・腫・発腫・浮腫・腹腫・擁腫・腫・流腫・留腫
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報