精選版 日本国語大辞典 「腕弛」の意味・読み・例文・類語
かい‐だる・い かひ‥【腕弛】
〘形口〙 かひだる・し 〘形ク〙 (「かいなだるい(腕弛)」の変化した語)
① 腕がくたびれてだるい。
※天理本狂言・鬼の継子(室町末‐近世初)「女、此笠をもてば、かいだるい、おにに、もってたもれと云」
かいだる‐げ
〘形動〙
かいだる‐さ
〘名〙
かい‐だゆ・し かひ‥【腕弛】
※清慎公集(970頃)「悔しくも帰りにけるか唐衣かひだゆき迄返すかひなし」
かいだゆ‐げ
〘形動〙
かいだゆ‐さ
〘名〙
かいな‐だゆ・し かひな‥【腕弛】
〘形ク〙 =かいなだるい(腕弛)
※宇治拾遺(1221頃)一〇「経を、しばしがほども、ぬらし奉らじと思ひて、ささげ奉りしに、かひなだゆくもあらず」
かいなだゆ‐げ
〘形動〙
かいなだゆ‐さ
〘名〙
かいな‐だる・い かひな‥【腕弛】
〘形口〙 かひなだる・し 〘形ク〙 腕が疲れた感じで力がない。かいなだゆし。かいだゆし。かいだるい。
※雑俳・玉箒(1840)「海の渫取・腕だるいといはっせる」
かいなだる‐げ
〘形動〙
かいなだる‐さ
〘名〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報