腕引(読み)かいなひき

精選版 日本国語大辞典 「腕引」の意味・読み・例文・類語

かいな‐ひき かひな‥【腕引】

〘名〙 衆道(しゅどう)または男女の間で、その愛情の深さや誓いの固さを示すために腕に刀を引いて血を出すこと。
浄瑠璃・曾我虎が磨(1711頃)傾城十番斬「心中見たい、指切か、かひな引か、入ぼくろか、此きせるのやきがねかと、一もんじにもってかかる」

うで‐ひき【腕引】

〘名〙 二人片腕を曲げ、太い紐などを互いの肘(ひじ)に通して引き合ったり、また、手拭い両端を腕を曲げた内側に挟んで引き合う遊戯

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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