脳血栓症(読み)のうけっせんしょう

精選版 日本国語大辞典 「脳血栓症」の意味・読み・例文・類語

のうけっせん‐しょう ナウケッセンシャウ【脳血栓症】

〘名〙 脳の血管内で血液のかたまりが付着して血管を閉塞する病気。脳の動脈硬化が最も大きな原因で、徐々に起こり、反対側半身の知覚運動麻痺が数日以内に現われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脳血栓症の言及

【脳梗塞】より

…脳梗塞は次の四つに大きく分けられる。すなわち,動脈硬化であるアテローム硬化を伴う脳血栓症,脳塞栓症,他の原因による脳梗塞,原因不明の脳梗塞である。(1)アテローム硬化を伴う脳血栓症 頸動脈や脳動脈にアテローム硬化をきたし,その部に凝血塊(血栓)を生じるもので,俗に脳血栓ともいわれる。…

【脳卒中】より

…そのほかに血液疾患などで出血しやすい状態,脳腫瘍内への出血,動脈瘤,外傷,続発性脳幹出血,脳動静脈の炎症性疾患などでもおこりうる。(2)脳梗塞は,(a)アテローム硬化を伴う脳血栓症,(b)脳塞栓症,(c)他の原因による脳梗塞,(d)原因不明の脳梗塞,に大きく分けられる。(a)は頸動脈や脳動脈にアテローム硬化をきたし,その部に凝血塊(血栓)を生じるものである。…

※「脳血栓症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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