脱簡(読み)だっかん

精選版 日本国語大辞典 「脱簡」の意味・読み・例文・類語

だっ‐かん【脱簡】

〘名〙 (古書竹簡に刻んで、それをとじたものであったところから) 書物中に編・章の脱落、または落丁(らくちょう)のあること。
※常山文集(1718)一九・跋続日本紀「今所行之印本、間有脱簡」 〔劉歆‐移太常博士書〕

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デジタル大辞泉 「脱簡」の意味・読み・例文・類語

だっ‐かん【脱簡】

書物の中の一部が抜けていること。章・編の脱落や落丁のあること。

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普及版 字通 「脱簡」の読み・字形・画数・意味

【脱簡】だつかん

編簡の一部がなくなる。〔漢書芸文志劉向中古を以て歐陽、大小夏侯三家の經するに、酒誥の一、召誥二あり。

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