脱共役剤(読み)だつきょうやくざい

栄養・生化学辞典 「脱共役剤」の解説

脱共役剤

 →アンカプラー

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脱共役剤の言及

【殺菌剤】より

… N‐ハロアルキルチオイミド(アミド)系殺菌剤,キノン系殺菌剤,ジチオカーバメート剤,有機ヒ素剤,銅剤などの殺菌剤は,細胞におけるエネルギー代謝において,重要な役割を果たしている各種SH酵素を不活性化することにより殺菌力を発揮する。また,クエン酸回路で生じた還元型補酵素を酸化してエネルギーを引きだす電子伝達系を阻害する殺菌剤としては硫黄,フェナジンオキシドが,またこの電子伝達系と共役し,ADPからエネルギー供与体として重要なATPを作る機構を阻害する薬剤(脱共役剤という)としてPCPがあげられる。植物病原菌のうち,細菌類,糸状菌は,細胞膜の外側が細胞壁でおおわれていて,外界からの機械的圧力や,細胞自身の膨圧に対して細胞を一定の形に保つ役割を果たしている。…

※「脱共役剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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