脱兎の勢い(読み)だっとのいきおい

精選版 日本国語大辞典 「脱兎の勢い」の意味・読み・例文・類語

だっと【脱兎】 の 勢(いきお)

逃げる兎のように、きわめて迅速なさまにいう語。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「忽ち脱兎の勢を以て、口を箸の方へ持って行ったなと思ふ間もなく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「脱兎の勢い」の意味・読み・例文・類語

脱兎だっといきお

逃げるウサギのような速さ。非常に速いことのたとえ。「脱兎の勢いで家を出た」

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