脈絡(読み)みゃくらく

精選版 日本国語大辞典 「脈絡」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐らく【脈絡】

〘名〙
血管。脈。植物葉脈昆虫翅脈等にもいう。〔書言字考節用集(1717)〕
十善法語(1775)一「死する時は総身骨節分離し、脈絡ことごとくゆるぶ」
物事の一貫した続き、つながり。筋道
※古学先生文集(17C後頃)三・仁説「此仁道脉絡相因、自然之機、而莫皆従愛出也」
※日々の収拾(1970)〈坂上弘〉「不断でもなんの脈絡もないことで思い出すことが多い」 〔中庸章句‐序〕

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デジタル大辞泉 「脈絡」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐らく【脈絡】

血管。脈。
物事の一貫したつながり。筋道。「話に脈絡がない」「説明脈絡をつける」
[類語]系統系列係属シリーズ文脈語脈コンテクスト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「脈絡」の読み・字形・画数・意味

【脈絡】みやくらく

血管や神経の連なり。また、条理。〔中庸章句の序〕然る後此の書の旨、解し、絡貫し、詳略相ひ因り、細畢(ことごと)く擧がる。

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