脈絡叢(読み)ミャクラクソウ

デジタル大辞泉 「脈絡叢」の意味・読み・例文・類語

みゃくらく‐そう【脈絡×叢】

脳室内壁にある器官脳脊髄液産生・分泌する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「脈絡叢」の解説

脈絡叢

 脳の各脳室にある血管の発達した構造.脳脊髄液を作る.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脈絡叢の言及

【髄液】より

…脳室,中心管およびくも膜下腔を満たしている間質液またはリンパ液によく似た組成の液で,全量100~150mlの1/2は脳部に,1/2は脊髄部にある。髄液は側脳室および第四脳室の内壁にある脈絡叢から毎分0.26~0.65ml分泌され,第四脳室の正中口および外側口を通って脳室の内から外へ流出し,小脳延髄槽,橋槽,テント切痕を経てテント上に達した後,大脳半球外表を上行し,上矢状静脈洞内へ陥入しているくも膜顆粒を通って血中に吸収される。この循環により1日に3~4回全量が更新されるという。…

※「脈絡叢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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