(読み)おどかし

精選版 日本国語大辞典 「脅」の意味・読み・例文・類語

おどかし【脅】

〘名〙 (動詞「おどかす(脅)」の連用形名詞化) おどかすこと。相手にこわいという気持をいだかせたり、びっくりさせたりする行為。おどし。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「あたまっからおどかしをくふもんかへ」

おびえか・す【脅】

〘他サ四〙 「おびやかす(脅━)」の変化した語。
霊異記(810‐824)上「悪人乞食の僧を逼(オヒエカシ)て、現に悪報を得る縁〈興福寺本訓釈 逼 於比江加之天〉」

おびや・す【脅】

〘他サ四〙 =おびやかす(脅━)新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「脅」の意味・読み・例文・類語

きょう【脅】[漢字項目]

常用漢字] [音]キョウ(ケフ)(漢) [訓]おびやかす おどす おどかす
人に迫っておびやかす。「脅威・脅喝・脅迫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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