脂肪芽細胞

栄養・生化学辞典 「脂肪芽細胞」の解説

脂肪芽細胞

 脂肪細胞に分化する細胞

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脂肪芽細胞の言及

【脂肪細胞】より

…飢餓に陥ると脂肪がなくなり,繊維芽細胞と似た細胞になってしまうが,脂肪細胞の母細胞は一般の繊維芽細胞ではなく,特別に脂肪細胞に分化すべく運命づけられた細胞と考える人が多い。脂肪芽細胞という名称もあるが,細胞の形態だけから脂肪芽細胞と繊維芽細胞を区別することはできない。 脂肪細胞のまわりは細網繊維が囲んでいることが多い。…

【脂肪組織】より

… 脂肪組織のよく発達しているのは,皮下組織,頰脂肪体,眼窩(がんか)脂肪体,腎臓の脂肪被膜,腸間膜,太い血管の外膜などである。脂肪組織の原基は一種の細網組織で,細網繊維の網眼に脂肪芽細胞(繊維芽細胞に似る)が存在する。これらの細胞に脂肪滴がたまると脂肪組織となる。…

※「脂肪芽細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」