精選版 日本国語大辞典 「脂粉」の意味・読み・例文・類語
し‐ふん【脂粉】
〘名〙
① べにとおしろい。
※文華秀麗集(818)中・奉和王昭君〈藤原是雄〉「脂粉侵レ霜減、花簪昌レ雪残」 〔史記‐佞幸伝〕
② 化粧。よそおい。
※菅家文草(900頃)二・早春、侍宴仁寿殿、同賦春暖「猗虖、其為レ外也、風月鶯花。其為レ内也、猗羅脂粉。一事一物、皆是温和」
③ いつわったよそおい。粉飾。
※東大寺文書‐元徳二年(1330)一〇月・東大寺申状案「云二守護一、云二御使一、専為二濫悪之脂粉一、豈非二造意之忽張一哉」
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