能倉村(読み)よくらむら

日本歴史地名大系 「能倉村」の解説

能倉村
よくらむら

[現在地名]一宮町能倉

揖保いぼ川の支流染河内そめごうち川の中流域に位置し、南西野田のだ村。枝村としてかなやまがある(宝永五年「宍粟郡志」)中世には染河内庄に含まれ、四蔵と記された。貞治元年(一三六二)一二月二二日の政秀神領林沢田預り状(伊和神社文書)に「在所四蔵」の林沢田三段がみえる。これは一宮社(伊和神社)の神領で、大井祝の管理下にあった。永享六年(一四三四)一〇月二〇日の四郎三郎神田等預り状(同文書)からは、かな山四郎三郎の預地が「染河内四蔵内」にあったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android