胞衣桶（読み）エナオケ

デジタル大辞泉「胞衣桶」の意味・読み・例文・類語

昔、胞衣を納めて土中に埋めるのに用いた薄板の桶。外側に鶴・亀・松・竹などのめでたい絵を描いた。押し桶。

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〘名〙中古、胞衣を土中に埋める時に用いた桶。外側を胡粉(ごふん)で塗り、その上に松、竹、鶴、亀などの模様を描く。高さ約八寸（約二四センチメートル）をきまりとする。押し桶。

※産所之記（1521頃）「ゑなをよくあらひて、白ぎぬにつつみて、ゑなおけに入」

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