背離(読み)そむきはなる

精選版 日本国語大辞典 「背離」の意味・読み・例文・類語

そむき‐はな・る【背離】

〘自ラ下二〙
① そむいて離れる。別れ遠ざかっていく。心が離れる。いやになる。
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「それを、したがはず、そむきはなれなましかばと、よく思へば」
俗世からそむいて離れる。出家して俗世を離れる。
※源氏(1001‐14頃)鈴虫「さしていとはしきことなき人の、さわやかにそむきはなるるもありがたう」

はい‐り【背離】

〘名〙 そむきはなれること。
※文芸上主客両体の融会(1907)〈相馬御風〉「かの相背離せる客観と主観との矛盾を如何にして統治解決すべきかと云ふ旧来の問題が」

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デジタル大辞泉 「背離」の意味・読み・例文・類語

はい‐り【背離】

[名](スル)そむきはなれること。「民衆の感情が背離する」
[類語]乖離離反離れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「背離」の読み・字形・画数・意味

【背離】はいり

そむき去る。

字通「背」の項目を見る

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