背嚢(読み)はいのう

精選版 日本国語大辞典 「背嚢」の意味・読み・例文・類語

はい‐のう ‥ナウ【背嚢】

〘名〙 軍人学生などが物品を入れて背負う革やズックなどでつくった方形のかばん。〔五国対照兵語字書(1881)〕

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デジタル大辞泉 「背嚢」の意味・読み・例文・類語

はい‐のう〔‐ナウ〕【背×嚢】

皮や布で作った、背中に負う方形のかばん。軍人などが用いる。
[類語]リュックサックランドセルかばんバッグ手提げ手提げかばんトランクアタッシェケーススーツケースハンドバッグケリーバッグトートバッグショルダーバッグポシェットボストンバッグキャリーバッグデイパックナップザック折り鞄旅行鞄

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「背嚢」の意味・わかりやすい解説

背嚢
はいのう

軍隊で徒歩部隊の将兵が背負う袋。乗馬部隊は使用しない。中に食糧弾薬衣料や個人生活用品を入れ、外側に携帯テント、外套(がいとう)、飯盒(はんごう)などをくくり付ける。昔は堅固な皮革毛皮材料として耐久力や保温力を重んじたが、近年では量産に便利で耐湿性のある綿布ズック製のものが多くなった。

[寺田近雄]

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