胃の蠕動運動をつかさどる筋肉

からだと病気のしくみ図鑑 の解説

胃の蠕動運動をつかさどる筋肉
運動器の--One Point Column

平滑筋でできた3層構造の筋層は、胃を伸び縮み可能な臓器に仕立てていると同時に、いわゆる胃の蠕動運動を生み出しています。
胃の蠕動運動とは、3層の筋肉が縦、横、斜めに収縮弛緩を繰り返すことによって生じるうねりが波のように伝わっていく運動のことです。
この蠕動運動により、食道から送られた食べ物噴門から幽門まで運ばれ、その間に食べ物と胃液が混ぜ合わされて粥状になります。

出典 法研「からだと病気のしくみ図鑑」からだと病気のしくみ図鑑について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android