肺(漢字)

普及版 字通 「肺(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 9画

(旧字)
8画

[字音] ハイ
[字訓] こころ

[説文解字]

[字形] 形声
もとの字形に従い、(はい)声。〔説文〕四下に「金の(臓)なり」という。〔釈名、釈形体〕に「は勃(ぼつ)なり。其の氣の勃鬱(ぼつうつ)たるを言ふなり」とするが、草花が咲き出てゆれ動くさまをいう。肺は呼吸のはたらきによって盈縮(えいしゆく)するもので、国語でも「ふくふくし」という。

[訓義]
1. はい。
2. こころ、肺腑

[古辞書の訓]
和名抄 布久布久之(ふくふくし) 〔名義抄 フクフクシ・キモ 〔立〕 フクフクシ・ハラハル・タタク・ハイ

[熟語]
肺懐肺肝・肺石肺脊・肺腸・肺腑肺膜肺癆
[下接語]
渇肺・肝肺・枯肺・祭肺・詩肺・愁肺・心肺

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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