肩甲(読み)けんこう

普及版 字通 「肩甲」の読み・字形・画数・意味

【肩甲】けんこう

肩の骨。

字通「肩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の肩甲の言及

【挂甲】より

…中国の挂甲の歴史は,湖南省長沙左家公山戦国墓出土の革製挂甲や,河南省洛陽西郊前漢墓出土の鉄製挂甲にさかのぼることができる。秦始皇陵の兵馬俑に見る甲の手法は,胴甲を固定的に威(おど)し,草摺(くさずり)と肩甲(かたよろい)とを挂甲の手法で伸縮性をもたせて作ったものである。この挂甲の手法を用いた部分では,下段の小札を上段の小札の上面に重ねていることに注意したい。…

【短甲】より

… なお完備した短甲には,頸のまわりから肩を覆う付属具を用い,裾に草摺(くさずり)を垂下する。前者は頸まわりの部品を頸甲(あかべよろい),頸甲の両側から肩に垂下する部品を肩甲(かたよろい)と呼ぶ習慣があるが,一連のもので二つに分離すべきではない。後者の草摺は革あるいは鉄で作った帯状板を革紐で上下に威(おど)したものを用いた。…

【甲冑】より

…これらの皮革は小さな札の形に切られ,それぞれの小札をまず横につづり合わせ,その後で上下に何段かをつなぎ合わせて鎧にしあげた。このころの鎧は,胸を覆う〈胸甲〉と肩を守る〈肩甲〉と足をかばう〈腿甲〉との三つの部分に分かれていた。兜も革でつくられていた。…

※「肩甲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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