肥後国天正検地帳(読み)ひごのくにてんしようけんちちよう

日本歴史地名大系 「肥後国天正検地帳」の解説

肥後国天正検地帳
ひごのくにてんしようけんちちよう

五七冊

成立 天正一七年(東迫間村田畠御検地御帳など具体的な検地帳)

原本 県立図書館

解説 肥後国では天正一六年佐々成政が国衆一揆の責任を負って改易されたあと上使衆によって太閤検地がなされたが、この時の検地帳は残ってなく、同年入国した加藤清正によってなされたのが天正一七年の検地であった。現在菊池郡のうち五〇村、山鹿郡のうち七村分が残る。関係論文として森山恒雄「肥後加藤氏の二つの検地(帳)と領地高」(「熊本史学」五〇号)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android