精選版 日本国語大辞典 「肝煎・肝入」の意味・読み・例文・類語
きも‐いり【肝煎・肝入】
〘名〙 (「肝を煎る」すなわち「心づかいをする」の意から)
① (━する) あれこれ世話をすること。斡旋(あっせん)すること。また、その人。とりもち。世話役。〔文明本節用集(室町中)〕
※吉川氏法度(1617)四六条「田地旱水損在所者、下代肝煎早々罷出」
※職掌録(18C中‐後)「京都年頭御使は、肝煎三人にて」
※浮世草子・新色五巻書(1698)五「其子を養はかすに二百匁。肝(キモ)入が分一に廿一匁取」
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