デジタル大辞泉 「肘関節」の意味・読み・例文・類語
ちゅう‐かんせつ〔チウクワンセツ〕【▽肘関節】
[補説]上腕骨と尺骨がつくる腕尺関節、上腕骨と橈骨がつくる腕橈関節、橈骨と尺骨がつくる上橈尺関節の3つの関節からなる複関節で、これらが一つの関節包に包まれている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…掌を前に向けると橈骨が外側に,尺骨が内側に互いに平行しているが,掌を後ろに向けると橈骨と尺骨とは交差する。上腕骨は上は肩甲骨と肩関節により,下は尺骨および橈骨と肘関節によって結びついている。肩関節は多軸性の球関節で人体中最も可動性が大きいが,肘関節はその主要な部分は1軸性のちょうつがい関節である。…
…
[関節の分類とその運動様式]
個々の関節は,その目的に応じていろいろ複雑な運動をするが,全身の関節をその運動様式によって分類すると,1軸性関節,2軸性関節,多軸性関節の3種に分けることができる。1軸性関節というのは,たとえば肘関節のように屈伸運動だけしかできない関節で,この場合の運動軸は一つだけで,それは肘関節を横切って水平に走る。2軸性関節とは,互いに直角に交わる2方向の軸をもった関節で,具体的にはこの二つの軸に沿って4方向の運動を順に連続して行うと描円運動(分まわしともいう)ができる。…
… 関節の可動制限が同じであっても,その関節がどのような肢位で制限されているかによって,生活の不自由さの程度はまったく異なる。たとえば肘関節が0~30度の可動域があるのと90~120度の場合とではまったく異なる(各関節の基本肢位は手足を伸ばして静止,直立したときの肢位で,すべて0度である)。前者の場合には,ひじはほとんど伸展位にあるので,物をぶら下げることくらいにしか役立たない。…
…上腕と前腕との移行部で,内部は肘(ちゆう)関節となって,上腕骨が前腕の橈骨(とうこつ)および尺骨と連結するところである。後面は尺骨の肘頭に相当して突出しているが,前面はへこんで〈肘窩(ちゆうか)〉となっている。…
※「肘関節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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