肘笠雨(読み)ヒジガサアメ

デジタル大辞泉 「肘笠雨」の意味・読み・例文・類語

ひじがさ‐あめ〔ひぢがさ‐〕【肘×笠雨】

にわか雨。ひじあめ。ひじかさ。
「―とか降りきて」〈須磨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肘笠雨」の意味・読み・例文・類語

ひじかさ‐あめ ひぢかさ‥【肘笠雨】

〘名〙 (後に「ひじがさあめ」とも。肘を頭の上にかざして笠のかわりとする以外にしのぎようがない雨の意) にわか雨。ひじかさのあめ。ひじあめ。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「ひぢかさあめふり、神なりひらめきて」

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