職印(読み)しきいん

精選版 日本国語大辞典 「職印」の意味・読み・例文・類語

しき‐いん【職印】

〘名〙 令制官司の一種である「職(しき)」の公印。大膳職印など。
日本後紀‐弘仁三年(812)五月丁卯「始賜大膳職印

しょく‐いん【職印】

〘名〙 職員公務員などが公務上に用いる印。官職をあらわす印。
非訟事件手続法(明治三一年)(1898)四八条「封印には判事の職印を用ゆへし」

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デジタル大辞泉 「職印」の意味・読み・例文・類語

しょく‐いん【職印】

責任ある職にいる者が職務上用いる、その職名を刻んだ印。
[類語]印鑑印章印判判子ゴム印スタンプ印形いんぎょう印影社印役印公印私印実印認め印三文判消印検印烙印拇印

しき‐いん【職印】

律令制で、に属する役所であるしきで使用された公印。

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