聯句・連句(読み)れんく

精選版 日本国語大辞典 「聯句・連句」の意味・読み・例文・類語

れん‐く【聯句・連句】

〘名〙
[一] (古くは「れんぐ」) 「れん(聯)(一)②」を構成する句。転じて、二人以上の人が、各自のそれを順につないで一編の詩をつくり上げること。のち、和歌漢詩をつないだものにもいった。また、その作品。
懐風藻(751)「七言。述志。一首 天紙風筆画雲鶴、山機霜杼織葉錦 後人聯句 赤雀含書時不至、潜龍勿用未寝」 〔文心雕龍‐明詩〕
[二] (連句)
① 句を書きつらねること。〔論衡‐効力〕
俳諧連歌の付合。発句俳諧というのに対して、付合を主としてみる場合の呼称歌仙、百韻などの形式がある。
※俳諧・夜半叟句集(1783頃か)「連句して御室に鹿を聞夜かな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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